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はばのりってどんな味?房総の縁起雑煮 はば雑煮とは|創業100年の老舗海苔店四代目が教える はばのりについて

海苔の美味しい食べ方

はばのりってどんな味?房総の縁起雑煮 はば雑煮とは|創業100年の老舗海苔店四代目が教える はばのりについて

 


 

㊁伊藤海苔店、四代目 信吾です。

はばのりって聞いたことありますか?

当店でも年末・年始だけ取り扱う「ノリ」なんですが
実は、我々が良く知っている海苔の仲間ではないんです…

しかも少しお高め…

千葉県の一部の地域で親しまれる「はばのり」について、本日はお話ししてみたいと思います。

 


 

 

はばのりとは

 

Wikipediaで調べますと

“ハバノリ(幅海苔、学名:Petalonia binghamiae)は、褐藻綱カヤモノリ目カヤモノリ科セイヨウハバノリ属に分類される一年生の海藻である。”

—ウィキペディアより引用—2021年12月20日 (月) 15:12 JST—https://ja.wikipedia.org/

とあります。

褐藻類なんで、海苔ではなく海藻なんですね。

褐藻類の中で食用として有名なのは「コンブ」です。

コンブなのにノリと称されるのは、海苔のようにミンチをしてそれを板状に梳いて乾燥させそれを炙って食べるという製造加工工程が、海苔のそれに似ているからではないかと推測できます。



生のハバノリ 見た目はノリというよりコンブですね

生態系も海苔と同じように、秋頃になると胞子を出して、晩秋に発芽し、冬から春の海水温が冷たい時期に生育します。

日本の全域の沿岸の岩場で自然に生育しており、千葉県では岩場が多い勝浦・鴨川・南房総や銚子方面などで採取されることが多いようです。

岩海苔と間違えられることも多いようですが、正確には「岩コンブ」ですね。

 

はばのりとは

 

はばのりは数日間天日干しされて乾燥し、このように販売されています。


【商品ページ】 千葉県房州産 はばのり 3枚入 ≪通常配送商品≫

形は少し縦長の大きい海苔のように見えますが、焼いていない状態です。

炙って揉むと少し深い緑色になってバラバラに崩れやすくなりますので鰹節を一緒に入れてお雑煮に入れて一緒に食べる。

これが千葉県東部地域、特に山武地域から市原あたり(さんぶちいき=九十九里から東金)の習わしで、年越し・年始の郷土料理として昔から親しまれています。

※静岡県の下田・熱海などの三浦半島方面でも食す文化があるようです。



出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/haba_zouni_chiba.html)

これは自身のまたはその家の成長を祈願して、1年中「ハバ」をきかせる=幅を利かせる と、
ゲンを担いだ縁起物としてありがたくいただくわけです。

ハバノリ自体はもともと、海辺の村人などが板海苔の代用品としてハバノリを刻み海苔状に薄く梳きそれを板状に乾燥させて自家用として食べていたものだそうで、とても素朴な海産物でした。現代に流通しているハバノリもそうなのですが、穴や形状は通常の黒い海苔と比べるとだいぶデコボコで穴だらけのイメージではあります。

なんと、1枚あたり1000円から2000円程度が一般流通での平均相場です。

 

どんなお味なの?

 

味、気になりますよね。

ちょっと塩っぱい薄い昆布を食べているような感じです。

と、まぁコンブの仲間を薄く梳いて作っているのだから当たり前なのですが…

 

私も千葉県民(市川市生まれ/市川・築地育ち)でありますが、父も母も東京生まれ下町育ちでしたもので、鶏だしのシンプルなお雑煮で育ちました。

年末はおかげさまで息をつく暇がないくらい忙しい(小さい頃から年末は夜ご飯が遅くお腹を空かせて待っていた記憶があります)ので、今でもそうですがずーっと11月頃から年末まで休みがなくてクタクタに疲れ切った年始はお酒でも呑みながらゆっくりおうちで過ごすことが多いんですね。

ハバのりも食卓で食べる機会は何度もあって、商品として取り扱うようになってからは特に食べるようになりました。

ちょっと炙って食べるとこれはまさに「海のおつまみ」って感じで、コンブはなかなかそのままでは硬くて食べれないので海をそのまま味わってるって気分。

うん、美味しいんです。

お雑煮だけではなくて、ご飯にかけて食べる なんて方もいらっしゃるそうで。
一度やってみましたがちょっと塩気が多かったけど美味しかったですね。

※近年高値になってしまった「糸青のり」を、はばのりのかさましで入れるご家庭も多くあります。これも海に自生していることが多いので入れるそうです。
これも香りがよくて美味しい。

 

いくらくらい?どこで買ったら良いの?

 

海岸上は漁業権がありますので勝手に採取するわけには行かず、養殖も行われていませんので生産量も限られております(年に12月・1月の2回の入札のみと聞いています)。

また今ではハバノリを冬の間に採取する方も非常に少ないため、現地での販売も1枚で1000円前後と非常に高値で取引されております。

長年、召し上がってらっしゃるお客様は「今年の新物はないんですか?」とお問い合わせをいただくことがありますが、新物を年内のうちに入手するのは相当困難かと思います。

海苔と同じように入札制度がございまして、それが12月中頃から終わり頃に行われてそれから袋詰めされて出荷されますから、基本的には年内に一般的に出回るほとんどのハバノリは、採取地である勝浦・鴨川・南房総の海産問屋さんなどから入手されるか、直接伺ってご購入されるかしか方法はないかと思います。

当店で販売しているハバノリはその年の1月に採れた、11月頃から取り扱いを開始できる春物(春はば)になります。これはどの海産問屋さん・海苔屋さんに聞かれても同じようなご回答になるかと思います。

数も多くはなく稀少なものでございまして、毎年のことではございますが価格は不安定でございますので、予めご了承ください。

また当店では毎年11月頃より仕入れ、12月末までに売切。もしくは1月くらいまで在庫があればネットショップのみ販売をしております。

美味しいお海苔といえば! 築地 伊藤海苔店

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